弱肉強食の被害者の呻き

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  病弱の妻から買い物の主役を譲り受けて早くも七年ほど経った。半径四百メートルに大手の三店のスーパーがある地の利もあり、買い物は日課のようなもので、食品の値段の変遷は頭にインプットされている。買い物上手になるはずである。
 だが、年金生活ゆえに収入は増えない身には、最近の物価高にはいささか閉口気味である。そのくせ、毎日欠かさず口にする納豆や豆腐など、原料高が生産者を押しつぶしている現状を考えると、スーパーの価格を見るたびに生産者に同情の念を禁じえなくなるのだから、私は結構お人よしなのかもしれない。
   小泉改革とやらで、住民税はガパッと上がったし、国民健康保険料も二、三年前と比較すると倍以上になった。好きで医者にかかるわけではないが、妻は大病後の医者通いは欠かせない。私も二十年来の持病の喘息で薬は欠かせない。それゆえに、昨年一年間の老夫婦二人の医療費は何と二十三万円強である。現役世代の負担を考えるとある程度の負担増はやむを得ないとは思いながら、弱肉強食の小泉改革に拍手を送った有権者を恨みたくもなる。
   老人保健法の医療受給者証が届いたときも気分が悪かったが、今年から「後期高齢者」とレッテルを貼られて分類された。まるで早く逝ってくれと言われているようで、心底からむかついてくる。次は「終末期高齢者」などと追い討ちをかけられる日がくるのかもしれない。
    民主、社民、共産などの野党は、今回の後期高齢者の保険制度に反対のようだが、政権交代がなった場合にはどうしてくれるのか? 元に戻すとでも約束してくれるのだろうか。
   体力の衰えを口にすると、「憎まれ口が達者なうちは大丈夫」と、おかしな論理で励ましてくれる人もいる。足は弱くなったが、政治の現状に怒り、書きたいことを書き、言いたいことをズバズバ口にしていると、憎まれ口に見えるのも止むを得ないのか。
 玄米食は二十年続けた。血圧とコレストロールは理想的と主治医が言うほど安定。体脂肪率は十%台の前半。そのうえ「辛口・政論」は健在。喘息さえなければ、まだまだ「世にはびこる」存在であり続けるようである。
  HPを立ち上げたのに伴い最後の「紙の活字」を発信したところ、数人の方から電話があった。中でも門真の戸田さんには、「楽しみにしています。ふくおさんの書くものは市民派の財産ですから」と、またまたおだてられた。それに乗せられて言うわけではないが、めっきり戦闘的な議員が少なくなった今、戸田さんの真の早期復活を期待しているのは私だけではない。闘う仲間と心ある門真市民の願いである。

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ふくお ひろし

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