後期高齢者は終末期か
後期高齢者のレッテルを貼られて不愉快に感じ、今月の初めに「近く、終末期高齢者と追い討ちをかけられるかもしれない」と懸念していることを書いた。朝日新聞(08.3.15)の川柳欄にも次の一句が載っていた。 ☆ 前記後期次は終末高齢者 (焼津市 松村敏幸)
ところが、早くもその追い討ちが来た。
「--納得して終末期の医療を受けられます」と、厚労省が「後期高齢者=終末期」と認識しているのを新聞の折り込み広告で知らされたのである。
被保険者の個々の健康状態が異なるのは分かるが、もっと適切な言葉の使い方はあるはずだ。これでは私と同様に不愉快に感じた人やショックを受けた人がたくさんいるに違いない。
厚労省の役人には「自分の身内にも使える言葉か」と聞いてみたい気分になっている。
広告には保険料は年金から差し引くとあるが、肝心の年金は数千万件も名寄せができずに宙に浮いたまま、国の不始末で満額受給できない多くの国民がいるのに、保険料は抜け目なく強制徴収する発想はどこから出てくるのか? 介護保険もそうだ。発案者は多分、脳幹に酸素が不足しているのだろう。
この国の福祉行政が、薬害エイズや薬害肝炎訴訟などで明らかになったように、人の心を平気で無視する冷血な官僚の手に握られているのが不幸である。
皮肉なことに、同じ日の折り込みにNPO法人の「革新の互助葬儀システム」なる広告が入った。七万円弱から二十万円弱で葬儀ができるという画期的なものである。この日の二つの公告を併せ読むと、「そろそろ用意しろ」と囁かれているような気がするのは、私の僻みか、気の弱さからくるものなのか。
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