辞職勧告のドキュメント
玉野市議会の宇野俊市議員(無所属)の政務調査費に関する違法行為を見破った後、ひざ詰めで辞職を勧告した経緯は書いてきたが、同議員はいまだに居座りを決め込んでいる。この際、四月二十二日の勧告の話の内容を公表する。
辞職を求める理由と今後の予想されるケースを次のように説明した。
改ざんした領収書の原本は再び手を入れて元に戻せるものではなく、再提出した訂正後の収支報告書に改ざん後の領収書のコピーとその内容の記載がある以上、市民から監査請求が出るのは必至。場合によっては刑事責任を問われる恐れがある。
市民と支持者を裏切り、自ら事務局長(当時)として運動を共にしてきた「市民オンブズたまの」にダメージを与えた責任は大きい。さらに、数多くの住民訴訟にかかわった弁護士の先生に対する背信。長年にわたり指導・助言を惜しまなかった私への背信行為もある。一日も早く、自ら非を認めて公式に謝罪した後、市議会議員の職を辞するべきである。
る今後予想されるケースとしては、
〇監査委員から保存中の領収書の提出を求められているので、措置請求の棄却の申し立てを取り下げて監査に応ずると、(加筆・改ざん後の)問題の領収書の原本を提出しなければならない。
〇監査委員から、「念のため、再提出したという報告書を見せてほしい」と申し込まれて断る理由はない。
〇監査委員が、議長に問い合わせて提出願いの内容を確認すれば、改ざんの事実が露見する。
〇このまま監査が行われ、不利な勧告が出て宇野氏が返還に応じれば、請求の趣旨を全て認めることになり、政治生命は終わる。また、返還に当たり報告書の再提出を求められる。それに対応するには、訂正願いの報告書を再提出することになるが、そのときには改ざんした事実が表に出る。
〇宇野氏が返還の命令を拒否した場合は住民訴訟になる。領収書の改ざんが裁判を通して表に出.
る。
〇監査委員が宇野氏の棄却を求める主張を是認した場合は、請求人は住民訴訟に訴える。これでも裁判を通して表に出る。
〇訂正後の報告書が受理されないとしても、複数の議員と職員が改ざん後のコピーを見ているので話は広がる。再々提出はきわめて難しい状況にある。出せば、改めて別な監査請求が出る可能性は高い。
〇さまざまなケースを考えたが、隠し通せる方法はない。
住民訴訟の費用の扱いは、使途基準の解釈の違いとして争いになる可能性は指摘していたが、それだけでは 監査請求が出ても何も不名誉なことではない。だが、宇野氏はそれを避けようとして領収書を改ざんしたうえ、報告書の内訳書に支出の目的までも虚偽記載した。そのようなことをやりながら、自身は「市民オンブズたまの」の代表として、市議全員の政務調査費の関係資料の開示を求めている。言行不一致で支離滅裂だ。外部から批判されてボロボロになって辞めるか、自身が真実を告白して謝罪後に辞めるか、その二つに一つしかない。
づけられたものといえるので、情報公開条例第二条第二項の『行政文書』に該当するもの」と認識しています。
玉野市情報 2008年5月6日
宇野俊市様
ふくおひろし
これを最後の忠告とします。
早い段階での辞職を期待していましたが、周囲がそれを許さないようですから私の責任で事実を公表するつもりで考えていました。先日の電話の後、宇野さんの支離滅裂な暴走を防ぐ意味もあり、すでに問題を公表しました。
領収書は私文書だと思っていましたが、レポートに書いたように行政文書=公文書と位置づけて考える必要があると気がつきました。
宇野さんもオンブズも「実施機関である議会の『職員』として作成を義務、それを監査に届ける」と言いました。それがどういう意味かご自身は分かっているのでしょうか。事情を知れば公開不服審査会もそれを認め、「--会派の経理責任者及び議員は、条例・規則で収支報告書の提出と領収書等の証拠書類の保管を義務づけられている以上、このことについては実施機関である議会の『職員』であり、本件文書は『職員』が組織的に用いるものとして職務上作成又は取得した文書であり、また、『職員』が職務上保管するものとして、その保管場所を問わず、実施機関が保有するとみるのが相当である。したがって、本件文書は情報公開条例第二条第二項に定められた『行政文書』に該当すると解される」と答申しています。
議長がそれでも非公開としているのはとんでもない話ですが、それはそれとして、宇野さんが、「議会(議長)が保有している行政文書」と認識しながら勝手に改ざんした行為は、刑事責任を追及される恐れがあります。そして先日の話では、「休み明けに〇〇先生に頼んで(領収書を)書き換えてもらい〇〇弁護士が書き換えに応じるとは思いませんが、一応、警告しておきます。
〇〇先生も宇野さんも、監査委員が不利な結論を出さないようにと、いろいろと考えているのでしょうが、それは二の次で、行政文書を改ざんした事実は元に戻すことはできないということに気づいてください。
何回も手厳しく言いましたが、宇野さんの人柄はいい人だと思っています。しかし、政治の世界での言動は支離滅裂。文書類の扱いを見ても、社会人としての管理能力が欠如しています。
腰をすえて勉強をしない。他を批判するときには確証もなく断定的に批判する等々、最後までそれは変わりませんでした。
誰にもミスはあるものですから、私は相手が職員でも議員でも、一生懸命に仕事をしたうえでの間違いは深く咎めないできました。そのかわり、確信犯的に違法な事務をした場合は徹底的に追及してきました。個人的な感情は捨てるといいながら、それはつらいものでした。私の作品の「たった一人の革命」の最終章に「議員の心得」が箇条書きに載っています。あの精神を貫くのは大変なことでしたが、それでも常に、「これでいいのか」と自戒しながら活動していたものです。
私に辞職させられた市長が後年、「今考えてみれば、ふくお議員の厳しい追及は全て正しかったと思えるようになった」と周囲に漏らしていたそうです。宇野さんに今更、この気持ちを分かってほしいとは言いません。ただ、奥様や娘さんのことを考えると言葉に言い表すことができないほどの悲しみに襲われます。
今後、どのような人生を送るようになるのか知りえませんが、一度立ち止まって、自身の言動をゆっくりと振り返ってみることです。
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