返還で「一件落着」を許すな
岡山県玉野市の監査委員は先に、宇野俊市玉野市議(無所属)の2006年度の政務調査費に使途基準に反する支出があるとして、市が支払った66万円のうち41万円の返還を求めるよう黒田晋市長に勧告したが、宇野議員は6月30日、その全額を市に返還した。
宇野議員による領収書の「加筆・改ざん」を咎めて私が辞職を迫ったとき、宇野議員はポツリと、「辞職せずにもっとも安く済ませる方法」と、返還で事を収めたいとの胸のうちを口にした。私は強くたしなめたが、宇野議員は今になって、それで居座りが可能と考えたのだろう。
宇野議員の言うとおり、それで済むのなら安いものだ。「反省して返還したからいいじゃないか」との空気が出てくることが予想されるのである。もう一点、他の議員の政務調査費の使途の問題点を上げ、虚実取り混ぜ恫喝的な話を振りまいている宇野議員の術中にはまって怯え、すっかり腰の引けた議員もいるとか、それでは宇野議員の「思う壺」である。
特別委員会の真相究明がおろそかになるなる恐れを感じている市民がいるようだが、せっかく特別委員会を設置した市議会が、それで「一件落着」と済ますわけはない。心ある議員は先刻ご承知のはずである。
7月11日に特別委員会の第一回目の会議が開かれる。
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