不見識が墓穴を掘るか
7月11日の玉野市議会の「政務調査費に関する特別委員会」の傍聴席から排除された宇野俊市議員(無所属)は、「委員会の委員は費用弁償がほしくて会議をだらだらとやっている」と、会議室を出た後、傍聴に来ていた市民に喚き散らしていたという。特別委員会に付議された事件は自分が引き起こした不祥事であるのに、何と不見識な情けない人だろう。
議員の議会外の言動を調査するための特別委員会の設置は原則的には好ましいものではない。だが、今回の調査の対象として付議された事件とは、条例で議員に作成・提出を義務づけられている、政務調査費の収支報告書という公文書の「誤記載」と「虚偽事実の記載」と、支出を証明する領収書の「加筆・改ざん」などの事実調査のために設置されたものである。各地の議会でよく見られる、特定の議員に対する嫌がらせやいじめとは異なるもので、設置には何も問題はないのである。
すでに監査委員の監査結果は公表されている。宇野議員は心の底から自身の行為について何も問題がないと確信しているのなら、返還命令に従ったのはおかしいし、先の議会運営委員会で頭を下げる必要はなかった。それを見ている職員や他の議員が、「やはり議員報酬と議員年金の受給資格が魅力で居座っているのだろう」と口にして笑っていることをご存じないないようである。
次の会議でまた委員長の命令に従わずに傍聴席に居座ったときは、玉野市議会は温厚で寛大な議員が多いようだが、今度は「会議の開会を妨げた」として懲罰動議が出るかもしれない。そうなると、宇野議員が執着している議員報酬も議員年金の受給資格も一気に消え去るかもしれない。
宇野議員のHPの、私の著書からの大量の盗用部分は削除されたが、いまだに一言のお詫びのごあいさつもない。また、そのHPには、三月定例議会のお知らせまでで六月定例議会の記事は全く載っていない。三月のそれも、「政務調査費の報告書のチェックと説明責任」として市長を追及したとあるだけ。皮肉なことに今、特別委員会は宇野議員の政務調査費のチェックを行い、市民に対する「説明責任」を果たそうとしている。
宇野議員が自説が正しいと確信しているのなら、つい最近まで宇野議員が口にしていた「説明責任」を全うするためにも、HPで堂々と自説を展開すべきである。
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