言論の府が泣いている

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発議(議員提出議案の意見書、決議、条例等)に対する質疑は行わない。

委員長報告に対する質疑は行わない。

 

  東京都内のある区議会で協議中の「議会改悪案」の一例である。議会は言論の府である。それを認識せずに自身の権利まで否定し、議員提案の議案と請願・陳情に関しては、たとえ疑義があったとしても、また、審議・審査の内容と経過に問題を感じて質疑で確認しようとしても、議員は"完全黙秘"で賛否の意思表示をするだけにしろ、という暴論である。

このような提案をする議員のおつむの真ん中は確実に酸欠状態にあるに違いない。「議員の資質がここまできているのか」と思うと、もはやあきれ果てて批判の言葉も浮かばなくなりそうだ。提案した会派は大政党の会派のようである。党所属の議員の教育もできない政党の責任は重大である。

 

 これは、1118日に行われた「プロジェクト日本」(主に首都圏の無党派議員がメンバー)主催の「議会改革」の勉強会に講師として招かれた際に、会場で報告のあった「ふざけた議会」の実例である。まだ決定前と聞き、多くの人に事実を知らせるように助言しておいた。この「ふざけた議会」は江戸川沿いのある区議会だが、都内には同じような議会が多数存在している。唯々諾々と同調している市民派の議員はいないと思うが、沈黙を強いられているとすれば、「開かれた議会」を実現するための絶え間のない戦いが必要だ。

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ふくお ひろし

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