健在だった「開かれた議会」

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 10年ほど前まで在籍した市議会の議会運営委員会の報告があった。私が主導し、激論の末に全会派が合意して作り上げた、「開かれた議会」は健在であることが改めて確認された。

  最近の議会運営委員会で、議長(公明党)と議運委員長(新政会=自民党)の二人が、「質問者が多いので一般質問に時間制限を設けたい」と提案。この提案には直ちに、民主党、清流(非自民の保守系)、共産党、それに議長会派の公明党の若手が猛反発。議長と議運の委員長はたちまち孤立し、提案があえなく潰されたという。

同市議会の議会運営委員会の確認事項には、「質問は、議会運営委員会で定めた日程内に通告者全員が終了するよう相互に努力する」とあるだけ。個人の時間の割り当てはない。定数は21人、一般質問は通常18人ほどがやっている。そのための日程は4日を予定し、それで終わらなければ調整することになっている。

定例議会は年に4回である。質問・質疑は議員の当然の権利であるので質問したい議員は大いにやればいいのであるが、議会を儀式化することが議員の仕事と勘違いしている議員は、東京都議会や東京の23区の多くの議会と同様に他の議員の出番を封じ込めようとする。それを許さなかったのは、全会派で「開かれた議会」を築き上げた歴史的な伝統である。同市議会の民主、清流、共産、公明の一部の議員に、引退後も離れたところから見守っている一人の先輩として、熱いエールを送りたい。

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ふくお ひろし

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