委員会の重複開催は「悪しき慣例」        

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 区議会の複数の委員会を同一日時に重複開催し、主権者の傍聴の権利を無視しているのが江戸川区議会。議会の会議を傍聴する権利は主権者の「監視権」である。だが、その自覚の欠如した議員が多数を占める議会では平気でこのような議会運営を続けている。
 この遅れた議会運営は単に江戸川区議会だけの「悪しき慣例」というだけではない。全国に枚挙に暇がないほど蔓延しているのである。

 せっかく委員会条例で「委員会は公開とする」と規定して市民の傍聴を権利として保障しても、同じ日の同じ時間帯に複数の委員会を開催するのでは権利として保障したことにはならない。条例は文字通り絵に描いた餅に等しいことに議員は気がつかなければならない。

他の区議会と同様、最近では江戸川区議会も全国市議会議長会に加盟して年に数十万円の負担金を支出している。その全国市議会議長会の「地方分権と市議会の活性化に関する調査研究報告書」には、「――より市民に開かれた議会を目指すべきとの要請から」、「傍聴の便宜等を図るため、委員会の重複開催は、避けるよう努める」との一項がある。

 江戸川区議会の議会改革検討小委員会のように、議員の発言の制限を主に検討するのは改革には当たらず、それどころか議会の活性化に竿をさすものと言わなければならない。

また、江戸川区議会の議会運営委員会は、請願・陳情の審査のとき以外の傍聴は認めていないが、すべてをオープンに議論できないものか?

 なお、東京の二十三区の議会の現状を見ると、江戸川区議会のほかに次の区議会が委員会を重複開催している。この「悪しき慣例」を打破し、「市民に開かれた議会」の実現を目指して改革に当たるよう、市民派の頑張りに期待したい。

 

 委員会重複開催の区議会

 千代田区、港区、新宿区、北区、荒川区、品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区、中野区、豊島区、板橋区、練馬区、江東区

 

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ふくお ひろし

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