議員の質問作る区役所
差出人 企画総務課長
送信日時 2005年2月17日
宛先 区民総務課長、福祉総務課長、子育て推進課長、保健所、都市計画課長、環境土木参事、教育総務課長(注・筆者の判断で職員の個人名は伏せた。)
件名 予特の自民党質問
平常業務に加え、一定の招集挨拶、答弁対策でお忙しくなるなか大変恐縮ですが、予特での自民党質問つくりを下記のとおりお願いします。
Ⅰ 質問事項 なるべく17年度予算で各部「売り」とする事業を取り上げてください。
2 質疑形式 単発な質問ではなく、3往復程度のシナリオを作成下さい。(添付書式参照)
3 質問部数 1課2本、又は、1部5本の何れかの目安で作成してください。
4 作成期日 3月2日(水)までに、LANで(企画総務課長宛に)送付してください。――その他、本会議一般質問での質問依頼もあるかと思いますのでその関連や重複等を考慮して作成してください。企画総務課・2110
国会も地方議会も同じようなもので、役人が与党議員との馴れ合いもたれ合いで質問原稿を書いているのは聞き知っているが、これほど露骨な文書が出てくるのはまれである。共産党の議員は、「議会の監視権に対する行政の介入」と追及したが、自民党の議員が議員の役割を知らないだけで、役所側がその意識の低さに付け込み質問原稿というアメを与え、行政の「売り」の部分を宣伝させる目的の単純な行為である。
いただけないのは区長の答弁である。「(質問つくりは)政策課題に関する資料等の提供だ」と開き直り、前述した抗議文という茶番に発展したのである。肝心の共産党議員の発言には何の反応も見せなかった与党の議員団が、後になって区長の尻馬に乗って騒いでいたようだ。
区長は議長宛に、問題の暴露発言を会議録から削除するよう文書で要求したが、定例議会の閉会後は、たとえ発言者の申し出でがあったとしても、区議会の会議規則の規定により会議録に手を入れることはできないのである。
事実を敢えて伏せる必要もないし、正月明けの各役所の笑い話として提供するのも面白いと考えた。ところは東京のど真ん中の千代田区の出来事である。
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