永年勤続議員の表彰   記念品贈呈はグレーゾーン

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 品川区議会には「品川区議会永年在職議員表彰内規」という、納税者の目に触れにくい約束事がある。その内規により、勤続20年以上の議員には区民の納めた税金から高額な記念品と表彰状が贈られている。
 全国市議会議長会の表彰の上乗せ表彰分の経費を予算に計上している議会は結構多く目にするが、中には現金で「記念品料」として支給している議会もある。もちろんこれは、地方自治法204条の2に抵触する違法な支出であるのは言うまでもない。

品川区では20年勤続の議員には表彰状を、25年勤続の議員には10万円相当の記念品と表彰状、30年勤続の議員には20万円相当の記念品と表彰状、40年勤続になると30万円相当の記念品と表彰状がそれぞれ贈られている。

 行政実例等によると「――記念品を贈ることが社会通念上の儀礼の範囲に属するかどうかは、記念品の趣旨、態様、金額について、物価、団体の規模、財政状況等を総合して判断すべきである」とある。住民訴訟になると、まさしく「社会通念上認められるかどうか」が争点になり、場合によっては「違法判決」が下される恐れがある。つまり、このような慣例はグレーゾーンにあると考えなければならない。

 税金の使途のチェックに熱心でかつ市民感覚のある議員がいる地方議会では、彼らはこのような「悪しき制度」の廃止を主張するものだが、品川区議会では費用弁償の廃止を主張した議員に対する「会議録から全文を削除・抹消する」動議が可決された一件が影響しているのか、いまだにその声が聞こえてこないのが物足りない。

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ふくお ひろし

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