小泉劇場に騙されるな 

| | TrackBacks(0)
 郵政民営化に関する麻生太郎首相の予算委員会の答弁は耳を疑うものだった。それで堪忍袋の緒が切れたのか、ついに元首相の小泉純一郎氏が麻生批判に踏み切り痛烈な反撃に出た話でテレビは大騒ぎしている。もちろん、自民党内の今後の面白い展開は期待したいが、野党と有権者がまたまた、マスコミが「よいしょ」したがる小泉劇場に誘い込まれるのを危惧する。 
 小泉政権の悪政がもたらした庶民生活がどうなっているのか、野党は忘れて浮かれてもらっては困るのだ。案の定、相変わらず敵失でしか得点できない民主党が、与党内の造反期待で定額給付金関連の議案についての国対の与野党合意を破棄して審議の引き伸ばしに出るという。

 衆議院の再可決で自民党内の造反の動きに期待するのは分かるが、単なる引き延ばしではなく、徹底した論戦の中から与党の足並みの乱れを引き出すことはできないのだろうか。

 自民党内の「目立ちたがり屋」と言われている参議院議員の山本某や小泉チルドレンの衆議院議員の「S・ゆかり」と「K・さつき」などは、ここでもテレビカメラに向かって物知り顔で口を開いていた。だが、意に沿わない法案でも彼らは「政党人として止むを得ない」との理由(言い訳)で腰砕けになるのは目に見えている。

 政局になるかもしれないと多くのマスコミが過大に期待していた消費増税の扱いも尻切れトンボだった。いつものことながら、自民党内の政局の動きは玉虫色で決着することが多いだけに、余り過度な期待はしないほうがいいのだろう。とは言うものの、毎日のテレビニュースでアホな最高権力者の居直りに近い言い訳のシーンを見せられるのはたまらない。夏ごろまでこんなニュースばかり見せられるのかと思うと、実にうっとうしい。選挙の頃に肝心の投票意欲が減退していなければいいがと思いつつ、野党が早期解散に追い込むことに淡い期待を持ち続けることにしよう。無理かな?

この記事へのトラックバック(0)

トラックバックURL: http://fukuohiroshi.net/mt/mt-tb.cgi/172

プロフィール

portrait.gif

ふくお ひろし

詳しくはこちら »