国策捜査」はあるが    自民にも飛び火した

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 西松建設の違法献金事件で強制捜査が入った後、民主党関係者から盛んに「国策捜査だ」との声が出ている。この件はともかくとして、確かにあると私も思っている。当時自民党の鈴木宗男ちゃんと外務省職員の佐藤優氏に対する強制捜査はそれだ。立川市のテント村の活動家諸君の自衛隊官舎ビラ入れ事件も「国策捜査」だ。同じく各地の共産党員に対するビラ入れ弾圧もそうだ。
  かつて政権政党の幹事長まで務めた小沢一郎氏が「国策捜査」があることを知らないわけはないのだから、小沢氏と民主党が、権力の介入を許さない、自らを律する用心深さがあってしかるべきである。私は身についた"悪い思想"ゆえに、常にその筋にマークされていたし、時には尾行されていた。それゆえに絶えず、権力に付け込まれないように身を律してきたものだ。

 

今回の事件は確かに、検察が強制捜査に踏み切った時期と小沢氏の秘書の逮捕の必要性については「国策捜査」の臭いがしないでもない。しかし、秘書氏は逮捕・起訴されても"推定無罪"の状況に変わりはないが、小沢氏が「なんらやましいことはない」と政治的・道義的責任も取らずに開き直るのは許されるものではない。少なくとも私はそのように考えている。

 

 小沢氏が師と仰ぐ田中角栄氏(故人)のロッキード事件、金丸信氏(故人)の佐川急便絡みの巨額脱税事件等についても、小沢氏は「国策捜査」と言うのだろうが、犯罪が存在した事実は法廷で明らかにされているはずだ。同氏の性格的なものもあるのだろうが、余り調子に乗って大きなことを言わないほうがよろしい、と民主党のために危惧している。

 各報道機関が行った週末の世論調査の結果が今朝から一斉に出ている。案の定、無党派層の「嫌小沢一郎」がはっきりと示されている。私がかねてから書いてきた通りである。麻生降ろしと同様、小沢氏の首に縄をつけるのも難しいとは思うが、民主党は小沢氏の首をすげ替えなければ「何でもあり」の自民党には勝てるはずはない。

報道には検察のリーク情報を流した記事もある。早くから、西松絡みの疑惑の議員の名前が取りざたされていたのだから、各社が独自調査を進めた結果の記事もある。超ド級のスクープを報じたのは共同通信。先週6日、特ダネとして「自民有力議員側に6000万円」「裏献金、西松関係者が供述」という記事を配信したのに続き、共同通信は7日から当の議員の二階俊博経済産業相(自民党)の実名で報道している。これまで、西松側から与野党への迂回献金やパーティー券購入は発覚していたが、裏献金は初めて。10数年前から最近まで続いていたという。

これで俄然面白くなってきた。長く小沢側近として"同じ穴のむじな"的な関係にあった、二階氏の周辺にも捜査が及ぶという情報に民主党側は内心喜んでいるのだろうが、喜んでいる場合ではないと心すべきである。私のような無党派層は腐りきった自民党の再生には興味はない。今後の民主党の対応がどうなるのか、固唾を呑んで見守っていることを忘れてもらっては困るのだがー。

 

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