党内で真相を究明し 国民に説明と陳謝を

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 民主党の小沢代表は10日午前、党本部での役員会と常任幹事会に出席し、準大手ゼネコン「西松建設」と自らの資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件について改めて説明したが、4日の記者会見後に浮上した新たな疑惑に対して特段の説明はなかった。党や支持者に迷惑をかけたことについて陳謝し、引き続き代表を続ける考えを表明、了承されたという。

 出席者は代表続投を前提に結束する方針を確認したという。この体たらくにはあきれ果てている。約40人が出席したというが、1人として「国民の納得す説明をして詫びるべきだ」と言わなかったのだろうか。 

 夕方の記者会見では「お詫び」という言葉はあったようだが、説明責任は果たしていない。小沢氏の後ろにあったパネルには、「国民の生活第一・民主党」とあったようだが、私の老眼の目には「自分のふところ第一・小沢一郎」と見えた。

小沢氏と民主党が国民の間に再び政治不信を招いた責任はどう考えているのか知りたいものである。党内に「多大なご迷惑をかけた」と陳謝する前に、国民に対する説明責任を果たすべき真摯な姿勢が求められていることに気づかず、党所属の議員が厳しい世論に耳をふさぎ、選挙のプラスマイナスを量りにかけて党内政局を回避することに汲々としている姿は自民党と全く同じだ。

また、国会に検事総長を呼び事情聴取することを検討しているという報道もある。党全体が過剰な被害者意識に捉われているのではないか。検察のリークはいいわけはないが、報道機関は各社とも、記者が夜討ち朝駆けで情報を集めて社の責任で国民の知る権利に応えているのだ。検事総長に国会で事情聴取する暇があるのなら、党内に「西松献金疑惑調査委員会」を設置して真相の究明に当たったらどうか。

市民常識からみてやるべきことをやらずにサボった揚げ句に、国会に検事総長を呼び出す発想などチャンチャラおかしい。多少は期待していた民主党が、これほど市民常識と乖離しているとはー。「裏切られた」「嘆かわしい」の言葉を送りたい。信頼回復のための時間は限られているのだ。さあ、どうしてくれる。

 

朝日川柳09,3,10

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