市長との代理戦争 注目の市議選挙告示
争点が「市長を支持するか否か」に絞られているだけに、竹原市長と市長支持派の候補者の主張する「議員定数削減や議員の日当制導入」「市職員の定数削減、給与の適正な見直し(引き下げ)」について、選挙結果がどう出るのか、この私も興味を持っている。ひょっとして、市長支持派の候補者に雪崩現象で票が傾くかもしれない。
自民党が大勝した先の総選挙で時の首相の小泉氏は、郵政民営化に反対する議員を徹底して「抵抗勢力」と批判する戦術に出た。そして多くの国民はそれに乗せられ、結果として後の悪政の後押しをさせられた。このように「議員叩き」と「公務員叩き」は選挙の票になる傾向がある。阿久根市でこの風潮が加速するかもしれない。
議員報酬や期末手当は時の首長と馴れ合ってお手盛りで上げることができる。また、阿久根市議会には金で問題を起こした議員が立候補しているというから、そのような候補者は落選させたほうがいいに決まっている。だが、スト権のない公務員が現在の給与水準を自ら戦い取ったわけでもないのに、「数が多すぎる。給与が高すぎる」と批判されるのは的外れで気の毒だ。竹原市長が続投するとしても、是非とも議員と職員を一緒にして、職員を"税金泥棒"のように敵視するのは止めてもらいたいものである。真に無駄を省く改革は多くの心ある職員と共に進めることが肝要で、頭ごなしの改革より大きな成果を上げられるはずである。
告示直後には早くも、同市の選管は竹原市長の配付した、市長派候補者の名前を書いた文書に対し「公選法違反の疑いがある」として警告したという。せっかくの出直しのチャンスに違行為で汚点を残すようでは、有権者の中にシラケたムードが広がるかもしれない、と危惧する。
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