世論に鈍感な小沢氏と取り巻き

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 西松建設の巨額献金事件を受け続投を表明した小沢一郎民主党代表への党内に厳しい空気が広がり、執行部の菅直人代表代行が小沢氏と距離を置いているとの情報が流れている。
 菅氏は国政では数少ない市民運動の出身者だ。翻って私は、彼が国会議員になる前からの友人の1人である、とは言っても私は必ずしも民主党支持者ではない無党派層だが、小沢氏の献金スキャンダルに対する菅氏の言動を心配しながら注目していた。それだけに、情報どおりだとしたら一安心である。彼は執行部の1人として他と足並みをそろえ、やむを得ず小沢擁護になっていたのだろう。だが、世論に敏感なところは小沢、鳩山の両氏とは段違いなはず。ここらで党内の小沢降ろしの動きを加速させる動きをしてもらいたいものである。(こんなことを書くと、迷惑かな? 菅さん)

 期待はずれな議員もいる。このところ連日テレビで小沢擁護論を展開している民主党の原口一博議員は、法律論を強調して「企業献金も浄財だ」と言った。企業・団体献金の禁止を求める我々は、違法性の有無に関係なく、見返りのない企業献金はあり得ないとの前提に立っている。そこから小沢氏の、企業の金にどっぷりと漬かった金権体質を批判しているのだ。原口氏はそれがお分かりなっていないようである。だから、小沢氏の強弁と同様なことしか言えない。見苦しい限りである。

また、聞き捨てならないのは、国民は検察のリーク情報に振り回されて感情論で小沢氏を批判している、という意味の発言をしたくだりである。国民の多くは、この件の洪水のようなリーク情報は先刻承知しているはずである。そのうえでも、小沢氏の持つ金権体質に拒否感を抱いている。そして、政権交代のためにもダーティーな小沢氏を辞任させるべきだと考えているのである。小沢氏を"よいしょ"する民主党の議員センセイ方は、「政権交代」をもっとも望んでいるのは小沢氏だ」と言うが、とんでもない話だ。「政権交代」を成し遂げたいと切実に思いつめているのは、企業の金などに縁のない国民だということを忘れてもらっては困るのだ。

 今日は民主党の全国会議員に対する小沢氏の説明があった。ニュースでは"ガス抜き"と紹介していた。小沢氏の発言の要旨を見たが、相変わらず国民向けの説明になっていない。世論に鈍感な証拠だろう。

 この週末に発表される各新聞社の世論調査の結果がどう出るのか。まだまだ「金権議員」の仏頂面をテレビのニュースで見せられるとはー、うっとうしいねえ。菅さん、岡田さん、局面を変えてくださいよ。

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ふくお ひろし

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