政権交代は夢か幻か

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 小沢一郎民主党代表の居座りで、麻生太郎首相も自民党も息を吹き返したようである。このところの自民上昇の世論調査を意識したのか、自民党の幹部クラスから相次いで強気な発言が出ている。
  武部勤元幹事長は8日、議員グループ「新しい風」の例会で、衆院解散・総選挙の時期について「解散やるなら今どきが一番いい」と述べ、麻生太郎首相は早期解散に踏み切るべきとの認識を示し、公設秘書が起訴された小沢一郎代表について「続投したことで、国民はがっくりきている」と言ったというニュースがある。

小沢氏の前にひれ伏し、本音を言えずに様子見を決め込んでいる民主党の連中は、お題目のように唱えている政権交代を心底から望むのであれば、小沢氏に辞任を求めた代表代行の菅直人氏に続き、小沢氏に退陣を迫るべきである。このまま手をこまねいて総選挙に突入する事態になれば、政権交代は夢か幻に終わるだけでなく、自身の当選もおぼつかないと気づくべきである。

昨日は、次のような、少しばかり衝撃的なニュースが流れていた。

 

西松追い風で自民220議席!? 総選挙"衝撃予測"

  

 次期総選挙で自民党が220議席も-。週明けの永田町でこんな衝撃的な情報が広まった。現時点では出所不明のデータだが、西松建設事件の追い風で、麻生太郎内閣の支持率も急回復しており、あり得ない話でもない。これに符合するかのように、首相や自民党幹部から6日、解散・総選挙に意欲的な発言が続々と飛び出した。

 驚くべき情報が流れたのは6日午後。「最近、ある選挙情勢調査で、自民党220議席という結果が出たらしい」というもので、与野党の選挙担当者だけでなく、内閣官房にも未確認情報として伝わった。

 もし、自民党が220議席を獲得できれば、基礎票が固い公明党は最低でも25議席は計算できるため、自公与党で過半数241議席を超え、政権維持を果たすことになる。

 小沢一郎代表の下で「政権交代」に邁進してきた民主党関係者は「少し高すぎる印象だが、西松事件や北朝鮮のテポドン発射の影響は大きい。(西松事件発覚後の)先月という中旬、自民党の調査で『自民党205議席』という結果が出たと聞くが、さらに自民党は回復しているのか...」と危機感を強める。

 この情報を裏付けるかのように、日本テレビが3日から5日まで行った世論調査では、麻生内閣の支持率は28.2%と先月から9.4ポイント上昇。不支持率は54.4%と、先月より12.7ポイント下がった。

 また、首相と民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかについては、首相が43.3%で、16.4%の小沢氏をダブルスコア以上引き離した。

 昨年9月の発足以来、麻生内閣は補正予算案をめぐる迷走劇や、首相の漢字読み間違いが続発し、支持率は下降の一途だった。2月の中川昭一前財務・金融担当相のもうろう辞任直後には、「自公で200議席届くかどうか。下野は避けられそうにない」(自民党中堅)というムードだったが、この1カ月半で情勢は大きく変わったといえる。

 こうした追い風に気をよくしたのか、首相は6日夜、都内で開かれた自民党東京都連の会合で、「来る7月の東京都議選ならび、近々行われるであろう総選挙に、自民党に熱烈な支援をいただいている皆さまに大勢お集まりいただき、ありがとうございます」とあいさつし、出席者からどよめきが起こった。

 自民党の古賀誠選対委員長も同日、「任期満了まで待たなくても、やるべきことを積み上げれば、首相に決断いただく環境ができあがる」と述べ、今年度補正予算成立前の解散もあり得るとの見方を示した。

 ただ、西松事件をめぐっては、東京地検特捜部が自民党の二階俊博経産相側への内偵捜査を進めている。展開次第では、追い風が向かい風に変わることもありそうだ。

ZAKZAK 2009/04/07

 

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