勝ちすぎた名古屋市長選挙と 揺らぐ民主党の体たらく
河村市長の今後の市政運営は茨の道が待っているが、選挙結果は民意につき何も言うまい。ただ、この結果が小沢一郎民主党代表の居座り続行の理由に使われるのでは、政権交代を求める国民はたまったものではない。
今日、報道数社の世論調査が発表されている。いずれも麻生政権の支持率の回復を伝えている。国民の意識は健在につき、相対的なものだが反小沢感情が続く間は麻生政権と自民党の上昇傾向は続くだろうと割り切ってはいる。だが、何とも憂鬱である。
それにしても民主党の幹部クラスの体たらくは何ということだろう。
犬の遠吠え同然に外向けに批判はするが、代表ポストの「居座り」を決め込む小沢氏には、蛇に睨まれた蛙のように、直接何も言えないのが党内の風潮とは情けない。
小沢氏は21日の記者会見でも「(続投は)役員会、常任幹事会などでみなさんの合意を得て今日に至っており、民主党の組織としての総意はもう決まり切っている」と言い切っている。小沢氏の言う総意とは多分、ゴマすり側近の総意ということだろうがー。
同党の岡田克也副代表は22日の都内の講演で、西松建設の巨額献金事件に絡む小沢一郎代表の対応について「国民の6、7割が、(小沢氏の)説明がよく分からないと思っている中で、政権交代などあり得ない。小沢氏や執行部は大きな危機感を持って説明責任を果たさなければならない」との認識を示したという。その翌日には、やはり元代表の前原誠司氏が講演の中で同じことを言っている。24日には、小沢代表の側近の藤井裕久最高顧問が、鳩山由紀夫幹事長に対し、小沢氏に早期辞任を促すべきだとの考えを伝えていたことが分かった、とのニュースもある。
藤井氏は「自分を含め羽田孜、渡部恒三の両最高顧問は皆、同じ思いだ。副代表も1人(石井一氏?)を除いて同じ思いだ」と指摘。鳩山氏は「よく分かりました」と述べるにとどめたという。藤井氏は民放番組などで「政治とカネの問題では早く結論を出した方がよかった」「多くの民主党議員が黙っているのは自発的な辞任を信じているからだ」などと述べていた。申し合わせたような幹部の発言を聞くと、小沢包囲網は確実に広がりをみせている感じがするが、それにしても、本人に直接辞任を求めることができないということは、加藤紘一元自民党幹事長のテレビ発言の「蛇に睨まれた蛙」のような関係なのか? それなら犬の遠吠えというもの、厚顔な小沢氏に「そんなニュースは見ていない」と一蹴されるだけだ。私を含め国民の我慢の限界が確実に近づいている。
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