「日の丸」を切り刻む無神経
「日の丸」と「君が代」を受け入れない人は大勢いるが、心の問題につき、民主党にいたところで不思議なことではない。
鹿児島県内の民主党新人陣営の8日の集会で、「日の丸」を切り刻んで作った民主党旗が舞台の中央に掲げられていたという。麻生首相が言う「悲しく許し難い行為」かどうかはおくとして、公衆の面前にそれを掲げるという、関係者の無神経さは並みのものではない。
「日の丸」を尊重しろという気はさらさらないが、選挙の集会では必ず他の陣営の者ももぐりこんで来る。だから、相手陣営からつけ込まれることのないように細心の注意を払うものだ。それがあれば、「日の丸」を「神聖な国旗」と受け止めている人々の神経を逆なでする行為であることに気がつき、掲示を躊躇しただろう。
鳩山氏が麻生氏に党首討論で指摘されるまで党のHPに写真が掲載されていたというお粗末振りにもあきれるばかり。総選挙では、この一件で離れる保守層が出るのは避けられないだろうと思うと、「アホか」と言いたくもなる。一部の予測では自民党に復調の兆しがあるというのもある。人の心の動きに鈍感な連中ばかりでは、30日投開票の選挙結果がどうなることやらー。気が小さくて用心深い私は、これで政権交代がならなかったらどうするのか、と気をもんでいる。
自民党に使い捨てにされたのが"小泉チルドレン"の猪口邦子元少子化担当相。前回は比例の東京1位だったが、今回は24位を示され、当選の見込みなしとして立候補を"強制"断念させられたという。
前回の立候補に当たっては当時の幹事長から「2期連続優遇」の口約束を得ていたというが、かつて比例区の終身1位を約束されていた大勲位・中曽根康弘氏にしても、小泉純一郎総裁(当時)によって強引に引退に追い込まれた事実があるのを知らなかったようだ。
党内の熾烈な戦いを勝ち抜かなければ公認は得られない。これはどの政党でも同じである。ご自分は執行部から評価されるに値する十分な活動をしてきたとの自負があるのだろうが、政治家は誰でも図々しく同じことを考えるものである。学者で美しい方なので可哀想な気もするが、前回の自民党(本人)の選挙公約も達成できていないほどのウソだらけだったのだから、自身のことは棚に上げたまま、公約ならぬ「口約」を信じていたとすれば、よほどのお人よしだ。
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