自民党総裁の指摘
「小沢一郎氏はプロセス抜きの独裁者だ」。これは自民党の谷垣禎一総裁の発言である。
党内を恐怖政治で掌握して異論を許さず、二重権力で政権を操るのは独裁政治そのものである。また昨日、日本郵政の新社長に小沢人脈の元官僚を内定したとのニュースが流れた。政権公約の「脱官僚」「天下り根絶」と矛盾するのに、与党内に疑問を呈する声がないようだ。政権与党の急速な小沢化が進んでいるか?
鳩山政権には多少の期待感があるが、その先にあるものが不安である。独裁者は必ずしもクーデターで権力を掌握するわけではない。例えは悪いが、あのヒトラーでも選挙で政権についた現実を、私の年代のものは忘れるわけにはいかないのである。
今から数10年も前に、歴史学者で「都市の論理」の作者の羽仁五郎氏が、自身の講演で政治を批判した後、締めくくりに言った言葉を忘れたことはない。「私はもう先が短い。若い皆さん方はどうぞお大事にー」だった。世の中は、たった1日でガラリと変わるものではない。絶えず政治を監視していなければ、「いつか来た道」に逆戻りしているかもしれないのである。というわけで、羽仁五郎氏と同じく、「若い皆さんお大事に」と言いたい。
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